大谷翔平は「自分で何とかしてしまう」 二刀流弾に敵軍放送局唖然「ワンマンショーだ」
通算390セーブのエカーズリー氏「彼はどの方向にも打てます」
■エンゼルス 5ー2 Rソックス(日本時間10日・アナハイム)
エンゼルス大谷翔平投手が放った逆転アーチに、敵軍放送席も驚愕した。9日(日本時間10日)に本拠地で行われたレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場した大谷は、1点を先制された直後の5回裏に逆転の12号2ランを左中間に運んだ。MLB通算390セーブを挙げた球界レジェンドも「この男のワンマンショーだ」と称賛した。
犠飛で1点を許した直後。5回1死一塁で、大谷は右腕ピベッタの高め92.1マイル(約148キロ)を捉え、左中間に逆転弾を叩き込んだ。レッドソックス放送局「NESN」の実況、解説陣もこの一撃に感嘆。通算390セーブのレジェンドで、解説を務めるデニス・エカーズリー氏は「これは自分で何とかしてしまうやり方です。序盤、チームメートが先制のチャンスを作りましたが、走塁(ミス)で得点できずでした。高めの速球を叩きました。この男のワンマンショーだ」と褒めたたえた。
実況のデーブ・オブライエン氏は「スペシャルなことが起こっています」「すさまじいパワー。逆方向に持っていきました」と驚きの言葉を並べ、エカーズリー氏は「角度が少なくストライクゾーンの高めにいった球をオオタニは逃しませんでした」「彼はどの方向にも打てます」と呼応した。
投げては今季最速となる101.0マイル(約162.5キロ)をマークするなど7回6奪三振4安打1失点で今季4勝目。打っては起死回生の逆転弾。連敗を14で止めた大谷の活躍に敵軍放送局も脱帽した。
(Full-Count編集部)