阪神・青柳晃洋がセトップタイ7勝 防御率驚異の0.89、交流戦優勝の可能性残す

阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】
阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】

2015年メッセンジャー以来の交流戦防御率0.00

■阪神 6ー1 オリックス(交流戦・10日・京セラドーム)

 阪神の青柳晃洋投手は10日、京セラドームで行われたオリックス戦に先発し、7回を無失点。試合前に0.98だった防御率をさらに下げて0.89とし、セ・リーグの投手2冠を守る7勝目を挙げた。チームも6-1で完勝し、交流戦10勝6敗で初優勝の可能性を残した。

 青柳は被安打わずか2本、6奪三振という素晴らしい内容。初回、先頭の福田周平内野手に右前打を許したものの、確実にアウトを積み重ねた。次に安打を許したのは7回2死、野口智哉内野手の投手強襲安打。さらに失策で走者一、二塁とされたものの、宜保翔内野手をシンカーで左飛に打ち取り無失点のまま降板した。

 無類の安定感を誇る。交流戦では23回2/3を投げて2失点したものの自責は0。日本ハムの加藤貴之投手と並んで防御率0.00で終えるのが確実な情勢だ。交流戦で規定投球回を満たして防御率0.00の投手が現れるのは、2015年のランディ・メッセンジャー投手(阪神)以来の珍事だ。

(Full-Count編集部)

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