「全部私が悪い。以上」逆転負けで首位陥落の鷹・藤本監督、1分20秒で会見打ち切り

ソフトバンクの藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンクの藤本博史監督【写真:藤浦一都】

「こっちは勝ちパターンでいって、打たれたんだから村上くんがすごい」

■ヤクルト 7ー4 ソフトバンク(交流戦・11日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは11日、本拠地PayPayドームで行われたヤクルト戦に4-7で逆転負けを喫した。1点リードの6回に嘉弥真が村上に逆転満塁弾を被弾。試合後、藤本博史監督は「勝ちパターンで使えるから使ってるんで、全部私が悪いです。以上」と自ら会見を打ち切った。

 初回に野村勇の5号2ランで先制。1点差で迎えた4回には松田の2点適時二塁打でリードを3点に広げた。5回に先発の大関が村上に2ランを浴びて1点差とされたものの、リードした状況で、ソフトバンクベンチは逃げ切りを図った。

 6回から大関に代えて津森をマウンドへ。捕手も若い渡邉陸から甲斐にスイッチし、万全を期したはずだった。だが、津森が長岡、塩見、山崎に3連打を浴びると、2死満塁で代わった嘉弥真が村上に逆転満塁弾を被弾。試合をひっくり返されると、そのまま敗れ、ヤクルトに交流戦優勝を決められた。

 藤本監督は6回からの継投について「こっちは勝ちパターンでいって、打たれたんだから村上くんがすごいんでしょう」とコメント。1週間前の中日戦と同様の試合展開となったことにも「それはたまたまでしょう。こっちが使ってるんですから、津森がどうのこうのじゃなくて、こっちが勝負かけているんだから僕が悪いんじゃないですか」と険しい表情。わずか1分20秒で会見を打ち切り、足早に会見場から去った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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