ヤクルトが2018年以来2度目の交流戦V 村上が2連発6打点大暴れ、鷹はパ首位陥落

ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】

村上は5回に18号2ラン、6回に逆転の19号グランドスラム

■ヤクルト 7ー4 ソフトバンク(交流戦・11日・PayPayドーム)

 ヤクルトが2018年以来となる2度目の交流戦優勝を決めた。11日に敵地PayPayドームで行われたソフトバンク戦。主砲の村上宗隆内野手が逆転のグランドスラムを含む2本塁打6打点と大爆発。逆転勝ちし、1試合を残して交流戦優勝を決めた。

 主砲のバットが交流戦の頂点へと導いた。1点ビハインドで迎えた5回無死一塁。村上は左翼ホームランテラス席へ飛び込むセ・リーグの本塁打王争いで単独トップに立つ18号2ランを放って、1点差に迫った。

 “村神劇場”は終わらない。6回だ。長岡、塩見、山崎の3連打で満塁とすると、2死で打席へ。フルカウントからの7球目。左キラーの嘉弥真が投じた低めのスライダーを体勢を崩されながらも捉えると、打球は右翼ホームランテラス席へ。2打席連発の逆転満塁弾。この日6打点の活躍で試合をひっくり返した。

 リードを奪うと、6回は5回から回を跨いだ梅野、7回はコール、8回は今野が凌ぎ、9回はマクガフがマウンドへ。守護神もソフトバンク打線に反撃を許さずに締めくくり、ナイトゲームの阪神の試合を待たずに、交流戦優勝を決めた。

 ソフトバンクは継投に失敗して逆転負け。5回まで先発の大関が3失点と粘りの投球で1点をリードしていたが、6回から津森と甲斐にバッテリーを入れ替え。津森が満塁のピンチを招くと、後を受けた嘉弥真が村上に痛恨の逆転満塁被弾。楽天が勝ったため、パ・リーグ首位から陥落した。

(Full-Count編集部)

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