クビになり「居間のソファにいた」 36歳が大復活、ヤ軍記録の“入団から10戦で6発”
昨季までカージナルスでプレー、レンジャーズ傘下を経て5月末にヤ軍に入団した
昨季までカージナルスに在籍し、レンジャーズ傘下3Aでのプレーを経て5月26日(日本時間27日)にヤンキースに加入したマット・カーペンター内野手が驚異的な打棒を披露している。12日(日本時間13日)に本拠地で行われたカブス戦で3安打2本塁打7打点の猛爆で、18-4大勝に貢献。ここまでの成績は10試合で打率.333(24打数8安打)、6本塁打13打点で、米メディアによるとヤンキース入りから最初の10試合で6本塁打を記録したのは初めてのことだという。
オールスターに3度出場した36歳が、鮮やかな復活だ。この日のカブス戦に体調不良のグレイバー・トーレスに代わって「5番・三塁」で出場すると、初回に押し出し四球、2回に5号3ラン、6回に6号2ラン、7回に適時二塁打と、3安打7打点の大活躍を見せた。
昨季年俸1850万ドル(約25億円)のスター選手は今季開幕をレンジャーズ傘下マイナーで迎え、5月19日(同20日)に退団したが、新天地で鬱憤を晴らすような働きぶりを見せている。、MLB公式サイトが米データサイト「STATS Perform」の公式アカウント「Stats By STATS」の情報を引用して伝えたところによると、“シーズン開始からのヒット7本中6本がホームラン”は、1900年以降では2016年のトレバー・ストーリーに次いで2人目のことだという。同メディアは「1か月弱前、マット・カーペンターは居間のソファにいたが、それが今ではMLB最高勝率のチームでプレーしている」と評した。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」によれば、ヤンキースでの最初の10試合で6本塁打を放ったのは球団史上初。長打率は驚異の1.125に及んでおり、「アーロン・ジャッジもジャンカルロ・スタントンも忘れよう:ヤンキースの真のスラッガーはマット・カーペンターだ」と伝えている。
地元メディア「NJ.com」も「ヤンキースがカーペンターの7打点を背景にカブスを圧倒」と報じた。一昨年は50試合で打率.186&4本塁打、昨年は130試合で同.169&3本塁打と不振をかこった36歳が、名門球団で再び輝きを放っている。
(Full-Count編集部)