大谷翔平、13本塁打は不振なのか? 専門家が注目した、追い込まれる前の「片手打ち」
「追い込まれる前のカウントでフォーシームを仕留められると、もっと本塁打は増える」
ただ、打撃フォームなどは問題ないと見ている。打席に入る前に大谷が時折見せる、手をセンター方向へ向けるルーティンについても「速い球をセンターバックスクリーンに飛ばすイメージ。その意思表示はすごくいい」と評価。今後については「追い込まれる前のカウントでフォーシームを仕留められると、もっと本塁打の数は増えてくる」と予想した。
昨季は6月に打率.309、13本塁打、23打点、OPS1.312と打ちに打ちまくり月間MVPに輝いた大谷。徐々に調子を取り戻しているだけに、そろそろ量産態勢入りを期待したいところだ。
「今シーズン、ここまでは数字を見てもそう悪くない。大谷は3割打者ではなく、打率.250以上をキープし30本塁打以上を期待されている。上手く量産して40本行ければ、100打点も狙える。さらに投手として2桁勝利を挙げれば、MVPの期待も十分にできると思います」
エンゼルスは13日(同14日)は試合がなく、12日(同13日)のメッツ戦を欠場した大谷は2日間の休養を経て14日(同15日)のドジャース戦から10連戦に挑む。昨季のMVP男がこのまま終わるわけはない。アーチを量産する姿をファンは待っている。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)