球審に凄んだ“猛抗議”も「惜しくもない」 iPadで現実知った謝罪が「素晴らしい」
三振コールに“バット当たってるだろ”→ベンチに戻って現実を知る
■フィリーズ 3ー2 マーリンズ(日本時間14日・フィラデルフィア)
審判に猛抗議をするも、後から間違いを認めた“素直な謝罪”が、ファンの好感を呼んでいる。マーリンズのへスス・アギラル内野手は13日(日本時間14日)のフィリーズ戦で、空振り判定に対してファウルチップだと激昂。ただ、どう見ても当たってない状況に相手捕手も笑う事態に、「惜しくもないぞ」「おもしろいやつだ」との声が上がった。
1点ビハインドの4回1死一、二塁で、アギラルは79.3マイル(約127.6キロ)のナックルカーブをスイング。ワンバウンドした球に球審は三振をコールしたが、アギラルは猛抗議。すぐそばにいた捕手のJT・リアルミュートが笑った通り、スローで見ると明らかな空振りだった。
アギラルはベンチに戻ってiPadで映像を確認し、事実を把握。次の打席でリアルミュートに話しかけ、謝ったという。このやり取りを「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が注目。ファンからは「球界最高級の人間」「謙虚」「これは素晴らしい」「国宝」などとコメントが寄せられていた。