元巨人マイコラス、あと1球でノーヒットワンラン逃す 129球熱投も実らず…
9回2死までノーヒット継続もミッチェルに中越え二塁打を許す
■カージナルス 9ー1 パイレーツ(日本時間5日・セントルイス)
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が14日(日本時間15日)、ノーヒットワンランをあとアウト1つのところで逃した。本拠地で行われたパイレーツとのダブルヘッダー第2戦。9回2死まで無安打投球を続けていたものの、ミッチェルに中越えの二塁打を浴びて大記録はならなかった。
初回を3者凡退に抑えたマイコラスは3回までノーヒットピッチング。4回に先頭打者をエラーで出塁させると、内野ゴロの間に1点を失った。5回以降は完璧なピッチングで走者を許さず。8回までにキャリア最多となる115球を投げていたものの、9回もマウンドに上がった。
最終回もペレスをサードゴロ、マルカノを右飛に打ち取り、ミッチェルも2ボール2ストライクと追い込んだ。達成まであと1球まで迫ったものの、ミッチェルの放った打球は無情にも中堅の頭上を越えてエンタイトルツーベースに。マイコラスはここで降板。8回2/3、今季メジャー全投手の中で最多となる129球を投げて、1安打1失点だった。
メジャーリーグでのノーヒッターは、今年5月10日(同11日)のレイズ戦で達成したエンゼルスのリード・デトマーズ投手が史上316度目。このうち、失点しながらのノーヒットは過去24度しかなく、失点してのノーヒッター達成となれば、25度目の記録となった。