阪神のCS進出へ必要な“条件”とは? 井川慶が指摘する課題「打てれば勝てる」

阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】
阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】

大黒柱の青柳はリーグトップの7勝、防御率0.98の活躍「両リーグを見渡しても今、一番いい投手」

 好調な先発陣のなかで井川氏が注目したのは、エース格として圧倒的な成績を残す青柳だ。開幕こそ新型コロナウイルスに感染し出遅れたが、ここまで9試合に登板しリーグトップの7勝(1敗)、防御率0.89をマークしている。

「両リーグを見渡しても今、一番いい投手なのではないでしょうか。特に変則の横手投げですが、けっして技巧派ではない。速球に力もあり、ボールも低めに集める制球力。そこから左右に揺さぶる変化球もあり申し分ない。このままの調子でいけば沢村賞も狙える可能性もある」

 先発陣も好調だが、リリーフ陣が確立できたことも大きいという。7回・アルカンタラ、8回・湯浅、そして守護神・岩崎の“勝利の方程式”は盤石。そんな中、交流戦終盤には湯浅、13日には藤浪と岩崎が抹消。守護神がいない中でリーグ戦が再開されることになる。代役守護神は積極的休養を終えた湯浅になると予想される。

「色々な考えがあると思いますが、それだけ投手の層が厚いということ。岩崎投手もずっと投げてきている。今後を考えるとリフレッシュ期間を取れるのはプラス。その中で湯浅投手は将来的にも後ろを投げる可能性もあるので、ここで経験を積むことができる」

「オールスターまでに借金を返すことができれば御の字」

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