329億円右腕は「損害を与えている」 相次ぐ離脱で3年間で1勝「不快な現実」
ストラスバーグをマルティネス監督は擁護「本当にその契約に値していた」
ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手は14日(日本時間15日)、肋骨の痛みで15日間の負傷者リスト(IL)入りした。米メディア「NBCスポーツ・ワシントン」によると、IL入りはキャリア15度目、過去3年間で5度目。「不快な現実に直面」「損害を与えている」と苦言を呈している。
2009年のドラフト全体1位でナショナルズに入団し、スター街道を歩んできた右腕が相次ぐ故障に苦しんでいる。2019年12月に7年2億4500万ドル(約329億円)の超大型契約を結んで以降、わずか8登板で1勝4敗の成績。今季は胸郭出口症候群の手術の影響で出遅れると、9日(同10日)のマーリンズ戦で今季初登板を迎えた。しかし4回2/3を投げて7失点でKOされると、すぐにILに逆戻りとなった。
「NBCスポーツ・ワシントン」は苦言を呈する一方で、デーブ・マルティネス監督の擁護のコメントも紹介している。「私から見て、彼はその契約に相応しい選手だった。本当にその契約に値していた。彼の活躍を見てもらいたい。誰も将来のことは予測できなかった」。ストラスバーグは契約延長直前の2019年ワールドシリーズでMVPに輝き、球団史上初の世界一に貢献していた。
(Full-Count編集部)