まだ1軍出場のない実力者は? 燕内川は2軍で打率.333、ロッテ田村は正念場
鷹武田は2月に故障、4月下旬にはコロナ感染で2軍調整中
17日からはリーグ戦が再開する。セ・リーグはヤクルトが2位の巨人に7ゲーム差をつけて首位を快走中。パ・リーグは楽天とソフトバンクが激しい争いを繰り広げている。そんな中で、かつてのドラフト1位やタイトルホルダーなど1軍出場がない実力者たちもいる。
最多安打2度、首位打者2度を誇るヤクルトの内川聖一内野手は、イースタン・リーグで35試合に出場して打率.333、2本塁打22打点。チームは若手が躍動して好調なだけに、8月4日に40歳を迎えるベテランは調子を維持したまま出番を待つ。
ロッテの田村龍弘捕手は故障のため2軍でも5月24日を最後に出場がない。1軍ではドラフト1位の松川虎生捕手が台頭。2016年にはベストナインに輝いた28歳もプロ10年目を迎え、ここが踏ん張りどころだ。ほかにもロッテは昨季38試合に登板してブルペンを支えた2007年高校生ドラフト1巡目の唐川侑己投手、2018年から2年連続で24本塁打をマークした井上晴哉内野手も1軍での出場がない。
またソフトバンクの2011年ドラフト1位・武田翔太投手は、2月の春季キャンプ序盤に広背筋付着部炎と診断され、4月下旬には新型コロナウイルス陽性と判定され2軍で調整中。中日時代の2009年に最優秀防御率を獲得し、メジャー通算59勝を誇る阪神のチェン・ウェイン投手はウエスタン・リーグで6試合に登板して防御率3.65となっている。
シーズンはまだ半分以上を残す。来るべき日を待つ選手たちは、1軍での出場を果たすことができるのだろうか。