首位打者2度でも「ノーチャンス」 震える“究極の一球”は「100万回見てもいい」
メッツ守護神ディアスが極限状態で投じた“完璧すぎる魔球”
■メッツ 5ー4 ブルワーズ(日本時間17日・ニューヨーク)
メッツの守護神エドウィン・ディアス投手が16日(日本時間17日)、究極の一球で試合を締めた。本拠地でのブルワーズ戦。一打同点の極限状態で、2度の首位打者に輝いたクリスチャン・イエリッチを三振に仕留めた場面に、ファンは「この投球を100万回見てもいい」「まさに宝石のよう」と絶賛した。
わずか1点リードの9回。2本の長短打で招いた2死三塁のピンチだった。打席には、2018年MVPのイエリッチ。今季ここまで打率2割台前半ながら、この日は7号ソロを放っていた。内角低めのスライダーで2球で追い込み、最後も足元へ94マイル(約151.3キロ)のスライダーでバットに空を切らせた。勝利の瞬間に本拠地は総立ち状態だった。
今季13セーブ目を挙げた28歳右腕の完璧すぎる投球を、MLB公式ツイッターが注目。ファンからは「イエリッチはノーチャンス。エドウィン・ディアスはMLB最高のクローザーだ」「どうやって!?」「普通じゃない」などと声が上がっていた。