中日・京田、ぎこちない打撃フォームから変貌 名コーチが評価した「間の取り方」
改善された打撃フォーム「上手くタイミングを取れるようになった」
だが、約1か月半ぶりに1軍復帰すると17日の同戦ではエース・菅野から右前打。そして、この日はマルチ安打とチームの勝利に貢献。以前のような、ぎこちない打撃フォームは改善されており「今はゆったりと足を上げるフォームになり、上手くタイミングを取れるようになった。オーソドックスに近い動きになっている」と新井氏は分析した。
プロ1年目に打率.264をマークし新人王を獲得。負担の大きい遊撃手としてレギュラーを張ってきた京田にとっては2軍生活は屈辱の期間だったかもしれない。
「かなりのプライドが傷ついたかもしれないが、そこでどういう姿を見せるかで真価が問われる。今のように、走攻守で彼らしい働きをみせることができば、ベンチの信頼も取り戻せるはず。中日の遊撃は“京田”として今後もやっていける」
チームは今季4度目のサヨナラ勝ちで、今シーズン初めて巨人戦に勝ち越し。チームに復帰し、復調の気配をみせる背番号「1」が、立浪ドラゴンズのキーマンになるかもしれない。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)