DeNA牧秀悟よりも「上ではないか」 名スカウト絶賛、ドラフト上位候補・森下翔太の魅力

155キロを計測した東洋大・細野晴希投手【写真:伊藤賢汰】
155キロを計測した東洋大・細野晴希投手【写真:伊藤賢汰】

3年の東洋大・細野は「4年生なら今年1位指名される力がある」

 また、東洋大・細野晴希投手、中大・西舘勇陽投手の両先発はどちらもまだ3年生だが、今から来年のドラフト上位指名が確実視されている大器。左腕の細野はこの日、自身の最速を1キロ更新する155キロを計測し、6回1/3を2失点。苑田氏も「左腕で、上背があり(180センチ)、球が速い。来年どころか、現状のままでも仮に4年生なら今年1位指名される力がある」と絶賛した。

 最速154キロ右腕の西舘は花巻東高時代、甲子園に3度出場した実績を持つ。この日は4回まで無失点も、5回に打球を右足のすねに当ててから崩れ、満塁本塁打も浴びて5回途中5失点でKOされた。それでも苑田氏は「制球にばらつきはあるが、伸びしろは大きい」と見る。

 かの大エース・黒田博樹氏を苑田氏が見出したのも、専大時代に東都2部で投げていた時。「東都は3部にもたまに、プロでやれる素質のある選手がいますよ」とも。1部・2部の入れ替え戦にもお宝が埋もれている可能性は十分にある。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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