下手すれば大怪我「もの凄く卑劣」 野手を吹き飛ばした“蛮行”は「退場になるべき」
二塁手は痛みのあまりしばらく立ち上がれず…「出場停止になるべき」
■パイレーツ 4ー3 ジャイアンツ(日本時間20日・ピッツバーグ)
併殺を阻止しようとした走者の“蛮行”に、批判の声が上がっている。19日(日本時間20日)に行われたパイレーツ-ジャイアンツの一戦。一塁走者だったジャイアンツのブランドン・クロフォードが、二塁に滑り込まず“体当たり”した場面に、ファンは「もの凄く卑劣」「せめてもっとうまくやるべき」と声を上げた。
7回一塁で、ジャイアンツの代打エバン・ロンゴリアが三塁へ平凡なゴロを放った直後だった。何事もなく「5-4-3」と渡るかと思われたが、パイレーツ二塁手の朴孝俊がベースカバーに入った直後、クロフォードが突進してタックル。朴は痛みのあまり、しばらくうずくまっていた。記録上は併殺打となった。
走者としての気持ちはわかるが、一歩間違えれば野手は大怪我を負う危険性も……。ジャイアンツの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」が問題の場面を公開すると、ファンからは「出場停止になるべき」「本当に汚いプレー」「退場になるべきだった」と厳しい声が寄せられていた。日本のプロ野球ではあまり見ることのない“あからさまな妨害行為”。勝利への執念もわかるが、フェアプレーの範囲でしのぎを削りたいものだ。