味方も「困惑してる」 元投手の“完璧送球”…フェン直なのに「余裕でアウト」
日本ハム・木村文紀が“フェンス直撃打”を無力化「さすがの好返球」
■楽天 3ー0 日本ハム(21日・秋田)
日本ハムの木村文紀外野手が21日、フェンス直撃の打球を軽々とアウトにする“完璧技”を見せた。秋田・こまちスタジアムでの楽天戦に今季初出場。全く無駄のないクッションボール処理もさることながら、“元投手”らしい完璧な送球に、ファンは「余裕でアウト!」「これめっちゃ良かった」と絶賛した。
初回2死で、楽天の浅村が痛烈なライナーを左翼に放った直後だった。打球はフェンスに直撃。長打になってもおかしくなかったが、木村は打球の跳ね返る方向を分かっていたかのように素早く処理。振り向きざまに二塁へ抜群のボールを送った。ベースカバーに入った二塁のアルカンタラはギリギリのタイミングだと思ったのか振り返ってタッチを試みたが、まだ浅村は2メートルほど先におり、楽々タッチアウトとなった。
フェンスの跳ね返りも違う地方球場だが、33歳はさすがの熟練技を披露。「パーソル パ・リーグTV」の公式ツイッターが「今シーズン初出場でいきなり好守を見せる」と注目した。ファンも一流のプレーに見入ったようで「あいかわらずクッション処理も上手いしさすがの好返球」「キムさんのボール処理の素晴らしさはともかく、アルカンタラが困惑してるよ」などとコメントを並べていた。