大谷翔平が「どデカいのを打った」 2発8打点に監督代行驚嘆「どこに着弾したのか…」
7回に自身初の退場処分、延長11回敗戦に「様々な感情が行き来した」
■ロイヤルズ 12ー11 エンゼルス(日本時間22日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に「3番・指名打者」で出場。2本塁打を放つなど4打数3安打で自身最多の8打点をマークしたが、チームは延長11回の末に敗れた。7回に退場処分を受けたフィル・ネビン監督代行も「素晴らしいパフォーマンス」と称賛。約134メートル飛ばした9回の15号3ランについて「どこに着弾したのかすら分からない」と目を丸くした。
最大5点差を追いつきながらも延長11回で敗戦。しかも自身は7回の守備の際に初の退場処分。目まぐるしく試合が動いた打撃戦をネビン監督は「様々な感情が行き来した」と振り返ったうえで、3ラン2発&2本の犠飛で8打点を挙げた大谷の打棒に目を向けた。
「素晴らしいパフォーマンスだった。数日前にも話したが、シアトルでの彼の打撃は調子がいい時にかなり近づいていた。そして2本どデカいのを打った。どデカいのをね。本当に特大だった。2本目に関してはどこに着弾したのかすら分からない。リプレーですらも(着弾点を)映していなかった」
1本目は2点差に迫る8試合ぶり14号3ラン。打球速度111.5マイル(約179.4キロ)、飛距離423フィート(約128.9メートル)、打球角度25度の弾丸ライナーでバックスクリーン右に運んだ。2本目は9回1死一、二塁で飛び出した同点の15号3ラン。こちらは打球速度113.5マイル(約182.7キロ)、飛距離438フィート(約133.5メートル)、打球角度32度で右翼スタンドに消えた。二刀流が放った2本の“打った瞬間弾”に改めて驚いていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)