大谷翔平、自己最多8打点も…史上初の“悲しい記録”樹立 エ軍敗戦で起きた珍事
1試合8打点以上もチームが敗戦したMLB史上5人目の選手に
■ロイヤルズ 12ー11 エンゼルス(日本時間22日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が21日(日本時間22日)、本拠地でのロイヤルズ戦で2本塁打を放つなどキャリア最多の8打点と大暴れした。ただ、チームは延長11回にまさかの敗戦。大谷が躍動してもチームが勝てない「なおエ」の象徴となった一戦は、史上初の珍記録のおまけ付きとなった。
チームは序盤からビハインドの展開。6回に大谷が14号3ランを放って2点させに迫るも、終盤も失点が止まらなかった。3点ビハインドの9回には大谷が劇的な15号同点3ランを放って延長に持ち込んだが、11回に2点を勝ち越され、その裏に大谷の犠飛で1点を返すのが精一杯だった。
データを専門に扱う米国のスポーツテクノロジー会社「スタッツ・パフォーム」の「スタッツ・バイ・スタッツ」によると、打点が公式記録になった1920年以降、8打点以上を記録したにもかかわらずチームが1度もリードを奪えなかったのはMLB史上初。報われなかった孤軍奮闘は歴史になった。
さらに「バリー・スポーツ・カンザスシティ」のデーブ・ホルツマン氏は「ショウヘイ・オオタニは1試合8打点以上を記録しながらチームが負けたMLB史上5人目の選手となった」とツイート。過去4人のうちの1人は、1932年のルー・ゲーリッグだとも添えた。報われなかった8打点。エンゼルスの“苦闘”は続く。
(Full-Count編集部)