大谷翔平「いや、まだ投げる」 7回降板要請を固辞…エ軍監督代行は苦笑い「頑固者だ」
今季最長の8回を投げ2安打無失点、自己最多13奪三振で6勝目
■エンゼルス 5ー0 ロイヤルズ(日本時間23日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場。今季最長の8回を投げ2安打無失点、自己最多13奪三振の快投で6勝目を挙げた。フィル・ネビン監督代行は「7回が終了し8回に入る際、私は降板させることを考えた。彼は頑固者だったよ。『いや、まだ投げる』という感じだった」と続投の舞台裏を明かした。
続投を志願した理由について聞かれると「これはチームの状況を考えてのこと。我々が今どういう状況なのかを彼は理解している。本当にインクレディブルだった」と108球の熱投を称えた。
大谷は初回に連打で無死一、二塁のピンチを招くもウィットJr.から空振り三振を奪って300奪三振をマーク。この回を無失点で切り抜けると、その後も気合の投球は続いた。雄たけびを連発してメジャー自己最多の13奪三振をマーク。チームを勝利に導いた姿に、監督代行は「信じられない1日、信じられない活躍だった」と賛辞を惜しまなかった。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)