大谷翔平は「誰よりも準備が整っている」 “相棒”が激賞「同僚でいられるのは最高」
スタッシー「彼のプレーをじっくり見られるのは素晴らしいこと」
■エンゼルス 5ー0 ロイヤルズ(日本時間23日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が22日(日本時間23日)、本拠地で行われたロイヤルズ戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場。今季最長の8回を投げ2安打無失点、自己最多13奪三振の快投で6勝目(4敗)を挙げた。マスクを被ったマックス・スタッシー捕手は「球界の誰よりも準備が整っている選手」と激賞。「同僚でいられるのは最高のこと」とし、若手選手に大谷のプレーを見るように勧めていることを明かした。
大谷は初回に1、2番にヒットを許したが、ここから本領を発揮した。続く3番ウィットJr.から、6回1死でメリーフィールドに四球を与えるまで16者連続でアウトにするなど付け入る隙を許さなかった。MLB公式のデータサイト「Baseball Savant」によると、全108球中、スライダーが43%にあたる46球。スタッシーは「スライダーが機能していた。アメージング」と投球を称えた。
21日(同22日)の同カードは、打者で2本塁打8打点の活躍も延長11回で敗れた。激戦の翌日に登板となったが、疲れを感じさせなかったという。「彼は体の状態に信じられないほど気を配るから。球界の誰よりも準備が整っている選手だよ。球界における最高レベルの選手なんだ」とコンディ二ショングの面でも群を抜いていることを明かした。
ストイックに真摯に野球に向き合う姿勢に、31歳捕手も敬意を抱く。若手選手には大谷のプレーをよく見るように説いているという。「若手に伝えているのは、彼のプレーをしっかり見て毎日楽しむこと。それをじっくり見られるのは僕たち全員にとって素晴らしいこと。彼はたくさん注目されているけど十分ではないよ。同僚でいられるのは最高なことさ」。投打で圧倒的存在感を放つ二刀流は、チームの模範となっている。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)