大谷翔平、104年ぶり偉業へ視界良好 13勝&33発ペース、202Kで日本人4人目の快挙も
昨季は9勝&46発で2桁勝利&2桁HRにあと1勝届かなかった
■エンゼルス 5ー0 ロイヤルズ(日本時間23日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季6勝目を挙げた。メジャー自己最多13奪三振をマークし、8回2安打無失点と好投。打撃では2試合連発といかなかったものの、3打数1安打2四球と牽引。チームは5-0で完封勝ちし、連敗を2で止めた。
気迫の奪三振ショーだった。大谷は8回も続投。2死からリベラを見逃し三振に仕留め、自己最多13奪三振をマークした。日本人最多8打点をマークした翌日に8回2安打無失点で6勝目。「連敗しているときに登板するのはなかなかきついですけど、やりがいを感じてしっかりと仕事できたのは良かった」。連敗ストップに満足げだった。
104年ぶりの偉業へ視界良好だ。ここまで6勝(リーグ9位タイ)を挙げ、15本塁打(同9位タイ)をマーク。この日はシーズン72試合目で、このペースでいけば13勝&33発となる。昨季あと1勝届かなかった1918年ベーブ・ルース以来、104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打に届く。
さらにいえば、投手で90奪三振(同5位)は202奪三振ペース。シーズン200奪三振は日本人投手では野茂英雄(4度)、松坂大輔(1度)、ダルビッシュ有(4度)の3投手しかいない。また、打者での45打点(同6位タイ)はシーズン換算なら101打点。満票MVPに輝いた昨季の100打点を超えることになる。
ア・リーグではヤンキースのジャッジが打率.302、27本塁打、52打点をマーク。シーズン63発、122打点ペースとMVP有力候補に挙がる成績を残しているが……。シーズンは162試合と長丁場。山あり谷ありのペナントレースの中で、二刀流・大谷がどんどん成績を伸ばしていく姿を期待したい。
(Full-Count編集部)