“ドラ1級”が鉄棒落下で育成契約… 生粋ハマっ子、DeNA石川が掴んだ支配下切符
小学生時代はハマスタに通い、村田修一ユニで声援を送っていた
横浜市で生まれ、横浜高、法大を経てDeNAに入団した生粋の“ハマっ子”。小さいころから横浜スタジアムに通い、4番を打っていた小学生時代は村田修一(現巨人1軍打撃兼内野守備コーチ)のユニホームを着て声を枯らした。実家にはハマのエースとして君臨していた三浦大輔(現監督)のサインも飾られていた“ベイ党”でもある。
思い出の球場では一足早く、1軍に帯同していた3月6日のオリックスとのオープン戦で本拠地デビューを果たした。6年ぶりの横浜スタジアムのマウンドは、2回無失点3奪三振と好投。「野球をやってきてずっと神奈川から離れていないので思い入れのある地」と話す地元で、今度は1軍選手として登板する日も近いだろう。
「どんなポジションをやりたいとか言える立場ではない。まず結果を残し、いろいろなポジションを任されるようにしたい。1軍に呼ばれたときに自分の出せるものを出して、チームの勝利に貢献できれば」
チームは苦しい戦いが続いているが、3位までは大混戦。背番号「95」の左腕が、上位進出への重要なピースになる可能性を秘めている。
(町田利衣 / Rie Machida)