2軍で0勝16敗の日ハム右腕を変えた“エースの振る舞い”上沢直之との忘れられない3週間
ドラ6入団の上沢が這い上がれた理由「メンタルが人間じゃないんです…」
今年5月には4勝、防御率0.58という素晴らしい成績で月間MVPを獲得したように、大怪我を乗り越えた上沢は日本ハムのエースとして着々と実績を積み上げている。新庄剛志監督も「上沢君にはなんか安心感があるんだよね…」と絶大な信頼を置く。
ただ、上沢も最初からそれほど大きな存在だったわけではない。ドラフト6位という下位指名での入団。入団当時はとにかく体力がなかった。2軍戦でも1イニング投げればヘロヘロになっていたほどだ。
田中は上沢との自主トレ中、決めたことを「とにかくやり切る」という姿勢に驚かされてばかりだったという。例えば両翼のポール間を1.5往復するダッシュで、年上の上沢に引っ張られてばかりだった。「あの人は本当にブレないですね。やると決めたことに妥協がないんです。メンタルが『人間じゃない』んです」。それこそが“這い上がれた”原動力だという大きな学びを得た。
(羽鳥慶太 / Keita Hatori)