阪神は3ポジションで“リーグワースト” 打撃指標でみるセ6球団の“泣き所”

巨人は捕手と一塁手が低迷、首位・ヤクルトは一塁手と左翼手に課題

 DeNAは中堅手が「-1.8」でリーグワースト。昨年活躍した桑原の状態が上がってこないのが響いている。中堅手は「UZR」でもワーストの「-8.7」だ。遊撃手は「-6.9」で5位。「UZR」も中日に次いで悪い「-8.2」で、二塁には牧がいるもののセンターラインに課題が見える。

 広島は遊撃手が「-8.4」で最下位。小園が規定打席到達者では最も低い打率.225にとどまっている。二塁手は「-1.8」、三塁手は「0.4」で5位と、打撃に関しては内野陣に課題があることが分かる。

 巨人は捕手が「-13.8」、一塁手が「-4.2」でそれぞれ5位。大城が打率.228、3本塁打と状態が上がらず、一塁では増田陸が台頭してきたとはいえ、序盤は固定できなかった。捕手は「UZR」でも5番目の「-3.1」。大きな課題といえるだろう。

 首位を独走するヤクルトは、村上が務める三塁手が「36.6」で断トツ。中堅手は「20.1」、右翼手は「5.1」で1位だ。ただ一塁手は「-6.0」でリーグワースト。そして左翼手が「-1.1」で5番目の数字になっている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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