西武やロッテは“緊急補強”必須? 打撃指標で見るパ・リーグ各球団の“泣き所”
オリックスは遊撃手が最下位、ソフトバンクは一塁手と三塁手が課題
最下位に沈む日本ハムだが、総得点227、チーム打率.238はともにリーグ2位。打撃指標を見ても大きな弱点は見当たらない。気になるのは捕手の「-6.4」、右翼手の「-4.8」でいずれも4位。指名打者も「-4.8」で5位だ。
昨季覇者のオリックスは遊撃手が「-11.9」でリーグワースト。昨年活躍した紅林が打率.192、2本塁打と低迷しているのは誤算だろう。二塁手は「-3.4」、左翼手は「2.9」、中堅手も「-4.4」でそれぞれ5位。指名打者の「-3.8も4位で、打撃低迷ぶりが分かる数字が並ぶ。
ソフトバンクは、打撃好調の今宮が守る遊撃手が「21.2」でトップ。捕手や左翼手、指名打者もリーグ1位の数値を残している。課題は一塁手(-5.3で5位)と三塁手(-3.9で4位)だ。
首位・楽天は一塁手が固まらず、「-13.1」でリーグワースト。新外国人のマルモレホスが今月10日に打撃不振のため登録抹消となり、現在は銀次や鈴木大が担っている。他には遊撃手が「-7.5」で4位だが、他のポジションは3位以上となっている。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
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2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。