大谷翔平は蚊帳の外…MVP候補の議論は「考え直して」 米メディアが力説するワケ
MVP有力候補やジャッジやラミレスの名前があがるが…
エンゼルスの大谷翔平投手は、今季も二刀流として躍動している。21日(日本時間22日)には自己最多8打点を挙げ、翌日22日(同23日)には13奪三振という“史上初の快挙”も。ただ、2年連続のア・リーグMVPは難しいとの声もある。そんな中、米ラジオ局「97.1 The Ticket」では、「MVPは当面の間ショウヘイ・オオタニの手の中にある」と力説している。
今季も強力なライバルたちが存在感を放っている。ヤンキースのアーロン・ジャッジはメジャートップの27本塁打。貯金34でリーグ東地区首位を快走するチームを牽引している。さらにガーディアンズのホセ・ラミレスもリーグトップの62打点をマーク。他にも、大谷の同僚であるマイク・トラウトや、メジャートップのOPS1.071を誇るアストロズのヨルダン・アルバレスらが候補として挙がっている。
MLB公式サイトが23日(同24日)に発表した格付けでも、1位はジャッジ。次いでラミレス、トラウト、4位はレッドソックスのラファエル・デバース。5位にアルバレスが入っており、大谷は圏外にランクダウンしている。
ただ、同局は「アーロン・ジャッジとホセ・ラミレスのことは忘れろ」と題して記事を公開。「ここ何週間でア・リーグMVPの最有力候補としてジャッジとラミレスの名前を主張しているならば、考え直してほしい」と呼びかけている。
二刀流の存在価値について「まだ6月ではあるが、オオタニは球界最高の選手であるということを今一度証明している。2年連続で投打両方において並外れたレベルのプレーをしている」と強調。投手として、9回当たりの平均奪三振数11.9、被打率.208と傑出した数値にも触れ「オオタニより価値のある選手は皆無だということは否定できない」とまとめた。
(Full-Count編集部)