中日根尾、甲子園初登板もプロ初失点 いきなり佐藤輝斬り、同学年の小幡に痛打
“投手”として2度目のマウンド、最速152キロに阪神ファンも騒然
■阪神 ー 中日(25日・甲子園)
中日の根尾昂投手が25日、敵地での阪神戦の6回に登板。大阪桐蔭高時代に春夏連覇を果たした“栄光の甲子園球場”での1軍初マウンドに、阪神ファンで埋まるスタンドはどよめいた。先頭の4番・佐藤輝をいきなり斬ったが、同学年の小幡に痛打を浴びてプロ初失点。1回を投げて2安打1奪三振、1死球で1失点だった。
先発の福谷が4回までに9失点を喫し、序盤で大敗ムードに。そんな中、6回に根尾がコールされると、甲子園が沸いた。いきなり迎えた4番の佐藤輝を2球で一ゴロに仕留め、続く大山には右前に運ばれた。続く糸原には四球を与えて一、二塁に。小幡から左前適時打を浴びた。なおも一、二塁のピンチだったが、梅野を自己最速タイの152キロで捕邪飛に。伊藤将を三振に仕留め、最少失点に切り抜けた。7回に代打を送られ、聖地のマウンドを終えた。
今季は外野手一本で勝負するも、定位置を得られず。3試合で野手登板を果たし、守備位置変更を行った翌日の22日のヤクルト戦では“投手デビュー”。最速152キロを記録するなど3者凡退に仕留めていた。