DeNAが「広島」と「日曜」に勝てない理由 中軸に打たれ…三浦監督「考えている」

金曜は大瀬良、土曜は森下に“ピシャリ”を繰り返す

「最後の最後まで、選手たちは本当によく頑張ってくれたが、暑い中で声援を送っていただいたファンの方々には、勝てずに申し訳なかったです」と三浦監督は頭を下げた。横浜市内はこの日、今年最高の気温33.1度を記録し、2万2767人の観客にとっては確かに酷な状況だった。

 広島には今季、開幕3連戦でいきなり3タテを食らったのがケチの付き始め。打線は金曜に大瀬良(4戦0勝3敗、対戦防御率1.74)、土曜に森下(4戦0勝3敗、対戦防御率2.03)に抑えられるパターンが続いている。この日は今季初対戦の先発・九里の前に、7回6安打1得点に終わった。

 一方、投手陣はというと、広島の3番・菊池涼に対戦打率.320(50打数16安打2本塁打)、4番・マクブルームに.432(37打数16安打2本塁打)、5番・坂倉に.481(52打数25安打1本塁打)。相手のクリーンアップに、極端に打ちまくられている。

 チームは今季29勝38敗となり、“借金”は今季ワーストの9に膨らんだ。リーグ5位で、最下位・中日とも1ゲーム差しかないが、広島1チームに10もの借金をしているのだから、むしろ他のチームとの対戦で挽回しているくらいだ。三浦監督は「毎試合毎試合、こちらも考えています」と唇をかんだ。日曜はともかく、広島対策に関しては練り直しが必要のようだ。

 次回の広島との対戦は、7月12日からの3連戦(マツダスタジアム)で、その次は8月2日からの3連戦(横浜スタジアム)。火、水、木曜のパターンが2度続く。そこで流れを変えたいところだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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