東都大学リーグが今秋の“福島開幕”を発表 来年以降も「開幕カードは地方」

東都大学リーグが今秋の“福島開幕”を発表【写真:宮脇広久】
東都大学リーグが今秋の“福島開幕”を発表【写真:宮脇広久】

神宮を離れ、福島県営あづま球場とヨーク開成山スタジアムで開催

 東都大学野球連盟は27日、東京都武蔵野市内で記者会見を開き、今秋リーグ戦の開幕カードを福島県内で開催すると発表した。東京都内に所在地を置く22大学が1部から4部に分かれて所属している東都は、今春リーグでも地方での認知度アップと増収を狙い、1931年創設以来の長い歴史の中で初めて、地方(大分県)開催に踏み切ったばかりだ。

 9月3日の土曜に福島市の福島県営あづま球場で1部リーグ(6大学)の開幕カード3試合、4日の日曜には郡山市のヨーク開成山スタジアムで同カード3試合を行い、1勝1敗となったカードは、翌5日に開成山で第3戦を行う。

 今春リーグでは4月2、3日に、1部リーグの開幕カード3試合ずつが大分県の別大興産スタジアムで行われた。このうち亜大と駒大のカードが1勝1敗となったため、翌4日に第3戦が同球場で行われ、計7試合が開催された。東都大学野球連盟の西村忠之事務局長は、「大分では3日間で3万人の観客を動員しました。そのうち4割は入場無料の高校生以下でしたが、野球人口増加への取り組み、地元との交流という面で大成功だったと思います。他の自治体からも問い合わせを頂いています」と明かし、来年以降も「開幕カードは地方開催」を継続していく方針だという。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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