鷹・藤本監督「すごく厳しいけど…」 コロナ禍緊急事態で森、笠谷、渡邉陸ら昇格へ
デスパイネの代役にはリチャード、中谷、増田、育成の黒瀬らが昇格候補に
ソフトバンクの藤本博史監督は29日、オンラインで報道陣の取材に対応し、コロナ禍で悩ましい胸中を明かした。チーム内で新型コロナの陽性者が計14人確認され、29日に予定されていたロッテ戦は中止に。チームの活動は休止となり「コロナは誰が罹っても仕方ない。みんな注意はしてくれているんで、その中で陽性者が出たというのはチームとしてはすごく厳しいですけど、今いるメンバーで試合をやるしかない。今いるメンバーでしっかりやっていきます」と語った。
この日は前日まで陰性が確認されていた選手、スタッフ全員がPCR検査を受検し、検査の結果を待つことに。陽性だった面々が隔離期間が明けて即1軍に復帰することは難しく、指揮官は「代わりに上がってくる若い選手が思い切ってプレーしてくれたらいいと思う。こっちで状態のいい選手と2軍から上がっていく選手をうまく分けて使っていきたい。若い選手はチャンスだと思います」と語った。
投手陣ではファーム調整中だった森唯斗投手、笠谷俊介投手が「特例2022」によって昇格予定。28日に陽性が判明した甲斐拓也捕手の代役としては渡邉陸捕手が再昇格する見込み。アルフレド・デスパイネ外野手の穴を埋める存在として、藤本監督はリチャード内野手、中谷将大外野手、増田珠内野手、育成の黒瀬健太内野手が候補に。「状態がいいのは黒瀬。育成なんで、どうなるか厳しいかもしれないけど、この4人の中の1人で考えています」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)