大谷翔平に「全ての投手が嫉妬する」 投球分析家が絶賛「専念なら複数回CY賞」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「ピッチング・ニンジャ」が絶賛「彼のように投げることは誰もできない」

 エンゼルス大谷翔平投手はメジャー5年目の今季、投手として12登板で6勝4敗、防御率2.90。68回1/3を投げて90三振を奪っている。その投球について、大谷を“溺愛する”アナリストとして知られるベン・バーランダー氏と、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏がポッドキャスト番組で考察。フリードマン氏は、投手に専念すれば「サイ・ヤング賞を複数回受賞する」などと改めて絶賛している。

 2人はバーランダー氏が司会を務めるポッドキャスト番組「フリッピン・バッツ・ポッドキャスト」でオンライン対談。フリードマン氏は、NPBでプレーしていた頃から大谷を追い続けているといい、「打者オオタニよりも投手オオタニの方が良いと思います」と語った。その理由として100マイル(約160.9キロ)以上を計測する速球に加え、「打つのが不可能」なスプリットや、「球界最大級」の曲がり幅を誇るスライダーなどを持っていることを挙げ、「彼はほとんど何でもできる。ファンタスティック」と賛辞を並べた。

 球界最高の投手の一人としてよく名前が挙がるのが2018&19年にサイ・ヤング賞を受賞したメッツのジェイコブ・デグロム。MLB通算213勝&154セーブをマークして殿堂入りを果てしているジョン・スモルツ氏は最近、大谷が投手に専念すれば「デグロムになるだろう」と語り、話題を呼んだ。フリードマン氏は「オオタニは、デグロムとは違うタイプだと思います」とした上で、投手に専念した場合は「ものすごく支配的になるでしょう。サイ・ヤング賞に複数回輝くのは間違いないと思っています」と述べた。

“投手・大谷賛歌”はまだ続いた。フリードマン氏は「彼はメジャーのほぼ全ての投手が嫉妬する武器を持っています。彼のように投げることは誰もできません」とも。投手としての能力も“別格”であることを強調していた。

(Full-Count編集部)

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