「日本での抑え方を掴んできた」三浦監督の評価急上昇、存在感増すDeNA助っ人右腕

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

クリスキーは29日阪神戦に2番手で登板、ピンチを切り抜けた

■DeNA 4ー2 阪神(29日・横浜)

 セ・リーグ5位のDeNAは29日、本拠地・横浜スタジアムで行われた阪神戦に4-2で勝利。目の上の4位・阪神に0.5ゲーム差に迫った。先発した石田健大投手が6回途中2失点で降板した後、ブルックス・クリスキー、エドウィン・エスコバー、伊勢大夢、守護神・山崎康晃の4投手が無失点リレーを決めた。同日現在、DeNA投手陣は先発の防御率4.24に対し、リリーフは3.08と奮闘。ブルペン陣の活躍が上位進出の鍵となりそうだ。

 2点リードで迎えた6回、石田が1死一、二塁のピンチを背負うと、三浦大輔監督は迷わずクリスキーを投入した。2回に2号ソロを放っていた山本に最速154キロのストレートを見せた後、カウント3-2からの7球目に外角いっぱいのスプリットを投じて見逃し三振。続く代打ロハス・ジュニアもスプリットを打たせて遊飛に仕留めた。三浦監督が「びしゃっと流れを止めてくれた。最高の結果で応えてくれました」と手放しで称えた。

 7回はエスコバー、8回は伊勢が付け入る隙を与えず、9回は山崎が3人で片づけた。24~26日には広島に3連敗を喫したが、阪神に連勝してチームのムードも上がってきた。

 伊勢は29日現在、セ・リーグ最多の35登板で防御率0.79を誇る。エスコバーもリーグ2位の34登板で2.27。中継ぎ左腕の田中健二朗投手も同4位タイの30登板で1.11と安定しており、チームを支えている。山崎も4月には新型コロナウイルス陽性で20日間登録を抹消されたが、ここにきて調子を上げ、24登板で2.28、15セーブをマークしている。

三浦監督「最初はだいぶ球が荒れていたが、まとまってきている」

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