田中将大は「どうしようもない状態じゃない」 専門家が期待した“復調の兆し”

ロッテ戦に先発した楽天・田中将大【写真:小林靖】
ロッテ戦に先発した楽天・田中将大【写真:小林靖】

6回途中2失点で勝利投手の権利も後続が追いつかれ白星が消滅

■ロッテ 6ー4 楽天(1日・ZOZOマリン)

 楽天・田中将大投手は1日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発し6回途中4安打2失点の粘投を見せたが、後続が同点に追いつかれ勝敗付かず。6連敗中の右腕は待望の白星を手にすることはできなかったが、阪神、オリックスで活躍した野球解説者の野田浩司氏は「一番は勝ちがつくことだが、復調の兆しになる」と分析した。

 初回は先頭・荻野に左翼フェンス直撃の二塁打を浴び高部の犠打で1死三塁のピンチ。続く中村奨には中前タイムリーを浴び、わずか7球で先制を許す苦しい立ち上がりとなった。それでも、2回、3回は3者凡退。4回には2死二塁から佐藤都に左前適時打を浴びたが、完全に打ち取った当たりだった。

 チームが逆転に成功し、勝利投手の権利を手にしたまま迎えた6回は先頭・中村奨に四球を与えたところで降板。勝ち星は付かなかったが野田氏は「風の影響もあり、本来のコントロールではなかったが要所を抑える投球。ベテランの技でもっていった。ベンチも何とか勝ちを付けたいと思った上での交代だったのではないでしょうか」と口する。

「直球も力のある150キロは出ているし、バットの芯を外す技術もある」

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