一塁上の“巧妙な罠”にコーチ呆然 エ軍ウォードへの奇襲が「何度見ても意味不明」
エンゼルス・ウォードの“油断”つかれた頭脳プレーにファン注目
■アストロズ 4ー2 エンゼルス(日本時間4日・ヒューストン)
エンゼルスのテイラー・ウォード外野手が3日(日本時間4日)、一塁上の“罠”にかかった。5回に痛烈な右前打を放ったが、背後に忍び寄っていたアストロズのマーティン・マルドナード捕手の頭脳プレーによってアウトに。振り向いた直後に待っていた絶望に、ファンも「エンゼルスの一塁ベースコーチはアウトに驚いている」「こんなの見たことない!」と注目した。
1点リードの5回2死で、右前へ打ち返したウォードは一塁ベースをオーバーランすると、グラウンド方向を見たまま。その一瞬の隙をマルドナードにつかれた。こっそり一塁上に陣取り、外野から転送されてきたボールを捕球。ベースに戻り切れていなかったウォードにタッチした。いったんはセーフの判定だったが、チャレンジでアウトに。ウォードは理解できないといった様子で驚きの表情を見せた。
大谷翔平投手の大ファンとして知られ、米メディア「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏も「こんなの見たことがない」と呆気にとられた様子。ファンからは「マルドナードの機転の利いたプレー」「なんて恥ずかしいんだろう」「ベンさんも呆れとるわ」「何度見ても意味不明」などとコメントを並べていた。
結局、エンゼルスはリードを守れずにサヨナラ負け。細かいところでの一瞬の油断が、勝利の女神を遠ざけているのかもしれない。
(Full-Count編集部)