首位打者、2桁勝利、3軍からリリーフエース… トレード契機で活躍した選手は?
中日から楽天に移籍した鉄平は2009年に打率.327で首位打者
7月に入り静かだった“トレード市場”がようやく動き出した。8日に中日・石岡諒太内野手とオリックス・後藤駿太外野手のトレードが成立。石岡は早くも1軍でスタメン出場するなど新天地で上々のスタートを切った。ここではトレードを契機に活躍した主な選手を振り返っていく。
ファーム暮らしから首位打者に輝いたのは、2000年ドラフト5位で中日に入団した土谷鉄平外野手。中日では1軍での出場機会に恵まれず、2005年オフにトレードで楽天に移籍し登録名も「鉄平」に変更。移籍1年目から打率.303をマークするなど天性の打撃技術が開花し、2009年には打率.327でタイトルを獲得。通算878安打を記録した。
2度目の移籍を経てタイトルを獲得したのは、2007年大学・社会人ドラフト3巡目で横浜に入団した桑原謙太朗投手。2010年オフにオリックス、2014年オフには阪神にトレード移籍すると移籍3年目の2017年にセットアッパーに定着。同年は67試合に登板し4勝2敗、39ホールド、防御率1.51の成績で最優秀中継ぎに輝いた。翌2018年も62試合に登板するなど、3球団目の阪神で最も輝きを放った。