首位打者、2桁勝利、3軍からリリーフエース… トレード契機で活躍した選手は?
澤村は巨人3軍からロッテに移籍し大活躍しメジャーへ
背番号「55」の重圧から解き放たれたのは2008年ドラフト1位で巨人に入団した大田泰示外野手。高校通算65本の逸材はプロ入りしてから伸び悩み、2016年オフに日本ハムへ移籍。移籍1年目の2017年は118試合に出場し打率.258、15本塁打46打点とキャリアハイの成績を残し、その後も4年連続2桁本塁打をマーク。今季からDeNAでプレーしている。
移籍後に初の2桁勝利を挙げたのは2010年ドラフト1位で阪神に入団した榎田大樹投手。タイガースではルーキーイヤーから62試合登板、33ホールドと中継ぎとして活躍も故障もあり徐々に登板機会が減少。2018年3月に西武に移籍すると同年は23試合に登板し11勝4敗、防御率3.32と大活躍しリーグ優勝に貢献した。
3軍からリリーフエースに激変したのは2010年ドラフト1位で巨人に入団した澤村拓一投手。ルーキーイヤーに11勝を挙げ新人王、2016年には37セーブで最多セーブを獲得。だが、2020年はシーズン途中から3軍調整になると9月にロッテに移籍。新天地では22試合に登板して0勝2敗1セーブ13ホールド、防御率1.71と輝きを取り戻し、翌年はメジャーに移籍した。
上記に挙げた以外にも、これまで移籍で開花した選手は多い。昨年は9件のトレードが行われたが、今シーズンは1件のみ。移籍期限の7月いっぱいまでに動く球団は出てくるのか注目したい。
(Full-Count編集部)