巨人、13失点大敗より深刻なタイムリー欠乏症 打開策は「4番・岡本和の復調」

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

わずか4安打の零敗、7日のヤクルト戦から58イニング適時打なし

■阪神 13ー0 巨人(13日・甲子園)

 巨人は13日の阪神戦(甲子園)を0-13で大敗を喫した。先発のメルセデスが2回途中6失点で降板すると、打線は西勇、ケラーの継投の前に零敗。これで58イニング連続適時打なしと打線のつながりを欠いている。現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で計21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「深刻な状況なのは間違いない。岡本和が鍵を握っている」と語る。

 前日の完封勝ちがかすむ1戦だった。メルセデスが初回に5安打を浴びいきなり3失点。2回も1死から中野、島田に連打を浴び二、三塁のピンチを招くと近本の一ゴロを中田が適時失策。ここで原監督はメルセデスと中田の交代を告げた。後を受けた戸根が犠飛、タイムリーを浴び2回までに6失点と試合は一方的な展開となった。

 それ以上に深刻なのは打線だ。先発・西勇の前に凡打の山を築きわずか4安打。これで、7日のヤクルト戦から58イニング適時打なし。坂本が7日に腰の痛みで登録抹消。4番の岡本和は直近5試合で20打数1安打(1本塁打)と状態が上がらず、打線は“一発頼み”の状況だ。

6月好調だった岡本和は7月に入り打率.171、1本塁打3打点

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