大谷翔平、9勝目の権利を持って降板 6回12K1失点好投、4試合ぶりマルチと躍動
日本人先発最長の32回連続無自責点を記録、バットで2点三塁打&痛烈安打
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間14日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、6回12奪三振4安打1失点と好投。9勝目の権利を持って降板した。日本人最長の32回連続無自責点記録を樹立。4試合連続2桁奪三振は95年野茂英雄以来、日本人2人目の快挙だ。
快記録を連発した。4回無死一塁からブレグマンを左飛に打ち取り、32回連続無自責点。直後の同1死二塁からグリエルに右前適時打を許したものの、1972年以降では2006年ジョン・ラッキーが記録した30回2/3の“球団記録”も更新。日本投手では2013年に岩隈久志(マリナーズ)がマークした31回2/3を抜いて日本人先発最長記録とした。
6回はアウト全てを三振で奪った。毎回12奪三振をマークし、野茂英雄が1995年6月24日から7月15日までに記録した4試合連続の2桁奪三振に並んだ。メジャー記録は2019年ゲリット・コール(当時アストロズ)の9試合連続となっている。
バットでは1点リードの2回2死一、二塁で右翼線へ2点三塁打を放った。球団によると、エンゼルス先発投手で三塁打を放つのは1972年6月27日のノーラン・ライアン以来だ。6回1死一塁では痛烈な左前打を放ち、4試合ぶり、今季22度目のマルチ安打をマーク。レンヒーフォの2点打とアデルの適時打などを演出し、リードを6点に広げた。
前半戦ラスト登板。チームは5連敗中で、今季5度目の連敗ストッパーの期待がかかる。勝てば自身6戦6勝。1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来104年ぶりの2桁勝利&2桁本塁打の偉業へ王手となる。
(Full-Count編集部)