ジャッジとMVP争いも「オオタニに投票する」 敵軍記者が大谷翔平を推すワケ

ヒューストン・クロニクル紙のアストロズ番チャンドラー・ローム記者【写真:小谷真弥】
ヒューストン・クロニクル紙のアストロズ番チャンドラー・ローム記者【写真:小谷真弥】

「球界最高の選手だと思っています。しかも断トツで」

 アストロズでは39歳のジャスティン・バーランダーが2020年9月に受けた右肘のトミージョン手術から2年ぶりに復帰。2度のサイ・ヤング賞を誇る右腕は両リーグトップ12勝、防御率1.89と抜群の好成績を残している。それでも、大谷は“別物”と感じているようだ。

「バーランダーの活躍は信じられません。しかしながらオオタニの投打両方をこなす能力は物凄い。球界最高の選手だと思っています。しかも、断トツで。投打両方をあそこまで見事にやってのけるなんて、人々はそれがどれだけ難しいかを理解できない。それに簡単にやっているかのように見えてしまうんです」

 13日(同14日)のゲームから衝撃を受けたプレーの具体例も挙げた。

「凄まじかったのは(2回に)三塁打を放った10、15分後、(3回に)101マイル(約162.5キロ)を投げてアルトゥーベから空振り三振を奪ったことです。とにかく信じられないし、私にとって以前見たことがないものでした」

 後半戦は22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦から。大谷は初戦で先発マウンドに上がる予定で、勝てば1918年ベーブ・ルース以来の2桁勝利&2桁本塁打に到達する。104年ぶりの偉業を達成し、MVP争いへ弾みをつけたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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