ロッテ2年目遊撃手が“鬼肩”発動、鷹左腕は待望実戦復帰　2軍で活躍中の選手たち

西武・ブランドンは1か月半ぶりに実戦復帰して2安打2打点

　7月12日から17日の間に、「パーソル パ・リーグTV」ではイースタン・リーグ4試合、ウエスタン・リーグ3試合を配信した。「ウィークリーファーム」では、この1週間に配信された試合から、注目シーンをピックアップした。

　12日のロッテ戦で、日本ハム・中島卓也内野手が反撃の一打を放った。5点を追う7回無死2塁からセンターへの適時二塁打。今季で14年目を迎え、生え抜き野手では最年長。再び1軍で活躍するため、ファームで状態を上げていく。

　楽天の助っ人ホセ・マルモレホス外野手は自慢のパンチ力を見せた。14日にソロ本塁打、17日にも豪快な先制弾。同日終盤には堀内謙伍選手の満塁本塁打が飛び出すなど、チームは16安打11得点を奪った。西武では、ブランドン内野手が約1カ月半ぶりに実戦復帰。14日の楽天戦で2安打2打点と上々の再スタートを切った。

　ロッテの2年目・小川龍成内野手は17日の楽天戦で、遊撃の守備で魅せた。初回、楽天・和田恋内野手の三遊間を抜けるかという当たりを逆シングルで捕球すると、深い位置から踏ん張ってノーステップで送球。広い守備範囲と強肩を生かし、見事アウトを奪った。

　オリックス・福永奨捕手は、16日のソフトバンク戦で公式戦初ホームランを記録した。1点リードの6回、中道佑哉投手の2球目を捉えた打球は左翼の防御ネットを直撃。ここまで守備で大きく貢献してきたドラフト3位ルーキーに、うれしい一発が飛び出した。

　17日には、新型コロナウイルスの陽性判定を受け、戦線を離れていたソフトバンク・嘉弥真新也投手が復帰登板。2番手としてマウンドに上がると、1死から四球を出したものの後続を断ち、1イニングを無失点に抑えた。嘉弥真は、15日に実戦復帰した藤井皓哉投手とともに近日中に1軍合流するとみられ、リリーフ陣を支える投球に期待だ。