エースで主砲の大谷翔平に「畏敬の念を抱いていたよ」 球宴投手が“二刀流”に驚愕

ヤンキースのゲリット・コール(左)、ブレーブスのマックス・フリード【写真:ロイター】
ヤンキースのゲリット・コール(左)、ブレーブスのマックス・フリード【写真:ロイター】

ゲリット・コールとマックス・フリードが球宴のテレビ中継で“大谷論”

 19日(日本時間20日)にドジャースタジアムで行われたメジャーリーグ球宴で、ヤンキースのゲリット・コール投手とブレーブスのマックス・フリード投手がエンゼルスの大谷翔平投手を絶賛した。試合中に米「FOXスポーツ」の試合中継に登場したもので「大陸の反対側から畏敬の念を抱いていたよ」などと最大級の賛辞を贈っている。

 試合の3回、2人はマイクをつけて放送席と会話を始めた。解説を務めていたのは元ブレーブスのジョン・スモルツだ。ずっとナ・リーグのブレーブスでプレーしているフリードは、大谷を実際に見るのは初めてで「先発をして、盗塁もするんだよね。直接見るのは初めてだけど、大陸の反対側から畏敬の念を抱いていたよ」と話している。

 同じ投手から見て、大谷の最も“異次元”な部分は体力だという。フリードは「毎週4、5日打者として出場しつつ、投手もやるなんて……。投打両方であれだけ支配的な活躍をできているのはクレイジーだよ」と口にし、コールも「その間に体力を回復させないといけないからね。本当にすごいよ」と驚きを隠さない。

 またア・リーグで大谷との対戦も多いコールは実況席からの「ショウヘイと対戦するのはどんな感じ?」という問いに「彼はほとんど何でも打ってしまう。だから、いい配球をしないといけない。あとは……ただポジティブな気持ちを持つことだね」と半ば“お手上げ”とも取れる発言をし、放送は笑いに包まれた。

 エース級の活躍を見せる2人と大谷の違いは打席に立たないことだ。今季からナ・リーグでもDH制が導入され、打撃も得意なフリードは「寂しいよ。でも、長い回を投げられるようになった。2、3回打席に立つのは疲れるからね。(DHのおかげで)ひと息つける時間が増えた」と投球に与える好影響を語った。改めてエースと主砲の力をあわせ持つ大谷の凄さが際立った形だ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY