エンゼルスの前半戦は「落第」 後半戦も苦戦か…ESPN「奇跡的な好転がない限り」
メジャー30球団の戦いぶりを13段階で格付け
エンゼルスが今季も苦境にあえいでいる。開幕直後こそ貯金を積み重ねたが、球団ワースト14連敗を喫するなど急失速。前半戦を終えて39勝53敗でア・リーグ西地区4位に沈む。スポーツ専門局「ESPN」では、メジャー30球団の戦いぶりを13段階で評価。大谷翔平投手の奮闘も虚しく、最も低い「落第」となった。
決して選手層が薄いわけではない。同局も大谷や大砲マイク・トラウト、好調なテイラー・ウォードがいることを挙げるが「なのに地区首位アストロズと20.5ゲーム差だ。これは痛い。まさに、今年はトラウト加入後では最も残念で悔しいシーズンになってしまうかもしれない」と信じられない様子だ。
チームはジョー・マドン監督を解任する荒療治に出るも、事態は好転せず。記事では「このあと最後2か月半で奇跡的な好転がない限り、今年はまたもやプレーオフに進出できずに終わるシーズンになりそうだ」と悲観している。
一方、最高評価の「A+」は、シーズン113勝ペースで勝ちまくっているヤンキース。アストロズとオリオールズ、ドジャースは次点の「A」評価で、エースのジェイコブ・デグロムを欠きながらナ・リーグ東地区首位を走るメッツとブレーブスが「A-」となった。
エンゼルスは、後半戦初戦となる22日(日本時間23日)のブレーブス戦には大谷が先発予定。メジャー自身初となる2桁勝利をかけたマウンドで、104年ぶりの偉業へと向かう。“奇跡的な好転”は、やはり二刀流が起こすしかなさそうだ。
(Full-Count編集部)