大谷翔平は「特別な選手」 世界一監督は武者震い、敵軍主砲は賛辞「素晴らしい」
通算159発オルソン「直球は力があるし、スプリットも素晴らしい。闘争心も」
■ブレーブス ー エンゼルス(日本時間23日・アトランタ)
エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日、試合開始8時20分)、後半戦初戦となる敵地・ブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場する。自身初の2桁勝利となる10勝目と20号本塁打を目指す。ブレーブスの左の大砲マット・オルソン内野手は「本調子でないことを願っている」と戦々恐々だった。
オルソンは開幕前にブレーブスへトレード移籍。昨季までエンゼルスと同地区のアスレチックスに所属していた。同じ左のスラッガー。大谷が出塁した際は、一塁ベースでよく言葉を交わしていた。戦前から大絶賛だった。
「間違いなく、彼のやっていることに感銘を覚える。日々のコンディショニングはもちろん、マウンドに上がる時、そして毎日打席で見せる能力にね」
「先発投手が登板するために行う全ての準備だったり、打者が毎日することも見ている。彼はその両方を同時にしている。感心させられるよね」
投手・大谷との対戦成績は13打数1安打の打率.077、2打点。3四球、6三振と相性は良くなかった。「本当に素晴らしいからね。直球は力があるし、スプリットも素晴らしい。マウンド上でも闘争心がある」と称えた。
ブレーブスは大谷と初対戦となる。ブライアン・スニッカー監督も「私もワクワクしている。特別な才能だ。間違いなくね。スペシャルな選手だと思う」と話した。大谷はナ・リーグ屈指の強力打線を封じ、自身初の2桁勝利をつかめるだろうか。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)