ダルビッシュ9勝目は「オールスター級の内容」 変幻自在に指揮官「だから手ごわい」
メッツ戦7回9K、1失点…後半戦は最高のスタート
■パドレス 4ー1 メッツ(日本時間23日・ニューヨーク)
パドレスのダルビッシュ有投手は22日(日本時間23日)にニューヨークで行われたメッツ戦に先発し、7回を1失点、被安打4本、9奪三振の快投で今季9勝目を挙げた。試合後ボブ・メルビン監督は「ユウにマウンドを任せて、いい形で勝つことができた」とメッツ先発のマックス・シャーザー投手に投げ勝ったエースを称えた。
後半戦はエース対決で始まり、ダルビッシュがこれを制した。メルビン監督は「後半戦最初の試合はオールスターで何度も登板したことのある投手が相手であることが多い。そういう相手(シャーザー)を下すことには多くの意味がある。序盤に点を取るか、球数を投げさせるか。今日はHRも大きかったが、(序盤に)2点を取ってユウにマウンドを任せて、いい形で勝つことができた」と、振り返った。
ダルビッシュはこれで3登板続けて7回を投げている。本人は「毎回中5日、6日ともらっているから」と言うものの、現在のメジャーリーグではなかなかお目にかかれないタフネスぶりだ。指揮官はこれについても「防御率が3.28になって、毎試合7回を投げてくれて、ときにはブルペンを休ませる必要があるときはそれ以上投げてくれて失点することもいとわない」と絶賛。「9勝4敗、オールスター級の内容だ。彼はいつも好投するので我々は当たり前に思ってしまうがね」と続けた。
メッツ打線を牛耳ったカギは、ダルビッシュが「割合を増やした」と口にしているスプリットだ。「今日はスプリットが大きかった。彼が手ごわいのは、最初に対戦したときと次では、まったく違う組み立てになる可能性があるからだ。彼は試合中に修正できる、だから手ごわい」と指揮官。変幻自在のエースに、絶大な信頼を置いている。
(Full-Count編集部)