ドラフト3位の170キロ右腕が投壊エンゼルス救う? 米メディアが最速デビュー候補に

エンゼルスが3巡目指名したテネシー大学のベン・ジョイス【写真:Getty Images】
エンゼルスが3巡目指名したテネシー大学のベン・ジョイス【写真:Getty Images】

大学時代に170キロを投げたジョイス、GMのスタイルも後押し?

 18日(日本時間19日)に行われたメジャーリーグのドラフト会議で、エンゼルスが3巡目指名(全体89位)したベン・ジョイス投手が、米メディアから「最も早くメジャーデビューしそうな選手」に指名された。ジョイスは大学時代に最速170キロを記録している剛腕。低迷するエンゼルスを救うことができるだろうか。

 米メディア「CBSスポーツ」は「2022年のドラフト指名選手の中で最初にメジャーに届くのは誰か?」と題した記事を掲載している。この中で最も早くメジャーデビューしそうだと指名されたのがジョイスだ。「全体89位指名のジョイスは、今年のドラフト指名選手の中で最も明らかな出世コース候補だ」とされている。

 その理由として「彼はすでにトミー・ジョン手術をしている救援投手で、速球は今季105マイルを記録した」と紹介されている。さらにエンゼルスのミナシアンGMが、有望株を早めにデビューさせる傾向があることも後押しするのではないかとされている。昨夏11巡目指名のチェイス・シルセスは指名から1年以内となる今年5月にメジャーデビューを果たしており、1巡目指名のサム・バックマンも今季は2Aでスタートしている。腕の怪我がなければすでにメジャーデビューしていたかもしれないとされている。

 さらに、ジョイスのデビューが遅れるとすれば「怪我を別にすれば、エンゼルスがプレーオフ争いできない状況により、ミナシアンの“切迫感”が鈍ってしまうことだ」としている。

 ちなみにランキングの2位以下には、ブレーブスのブレイク・バークホルター投手、レンジャーズのクマー・ロッカー投手、ツインズのブルックス・リー内野手、カージナルスのクーパー・イエルペ投手が並んでいる。

(Full-Count編集部)

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