大勢、湯浅が争うセ、パは“本命不在”も「2年目以降」に存在感 今季の新人王争い

阪神・湯浅京己(左)と巨人・大勢【写真:荒川祐史】
阪神・湯浅京己(左)と巨人・大勢【写真:荒川祐史】

セは巨人、阪神のリリーフ投手に注目、燕にも候補が

 NPBは「マイナビオールスターゲーム2022」を終え、後半戦に突入する。各球団90試合前後を消化した現段階での、セ・パ両リーグ「新人王候補」をチェックしてみたい。

 セ・リーグでは救援投手に候補がずらり並ぶ。巨人のドラフト1位ルーキー、大勢投手は両リーグ最速で20セーブを記録するなど、ここまでヤクルトのマクガフとならんでリーグ1位の25セーブを残している。

 また阪神の湯浅京己投手は27ホールドでこの部門リーグ1位。BCリーグ(当時)の富山から阪神入りして4年目だが、昨季までの1軍出場が3試合、3イニングしかなく新人王の資格を保有している。37試合、38イニングを投げ40奪三振。防御率も1.80という安定ぶりだ。

 またヤクルトの2年目、木澤尚文投手も奮闘を続ける。慶大からドラフト1位で入団した昨季は1軍登板がなかったものの、今季は31試合に登板して5勝2敗1ホールド、防御率3.14を残す。

 野手ではヤクルトの長岡秀樹内野手の名前が上がるだろう。八千代松陰高(千葉)からドラフト5位で入団して3年目だが権利を残している。今季は遊撃の定位置を手中に収め、87試合で打率.257。すでに7本塁打とパンチ力もあわせ持つ。

パで注目すべきは「育成出身」「2年目以降」

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