阪神からトップ10に3人、巨人の育成右腕の名も…原石が並ぶ「2軍戦球速ランキング」
藤浪晋太郎が断トツ、1軍での復活はなるか
プロ野球も球宴を終え、優勝に向けて大事な時期に差しかかる。各チーム投手に疲れも見えてくる時期だ。ここでは2軍に眠っている逸材を、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを活用して探してみたい。2軍戦でのフォーシーム球速ランキングを見てみよう。
1軍から調整登板に来た投手を除外するため、今回は30イニング以上投げていることを条件とした。1位は阪神の藤浪晋太郎投手で、152.9キロ。今回のランキングでは唯一の平均150キロ超えで、速いボールを投げる能力はやはり図抜けている。
阪神勢は他に、高卒ルーキーの森木大智投手が149.5キロで藤浪に続く2位となっている。23日に行われたフレッシュ球宴でも最速153キロを記録し、1回無失点で鮮烈な印象を残した。
また8位にも才木浩人投手が146.2キロでつけた。7月3日の中日戦で1159日ぶりの白星を挙げ、涙したのは記憶に新しい。右ひじ手術前の2020年は平均140.9キロだった。
4位につけるのが巨人の育成選手、堀岡隼人投手だ。青森山田高から入団して6年目の右腕は、平均147.2キロを記録。上位10投手の中で唯一の育成でもある。シーズン成績も27試合で2勝1敗、防御率3.13と上々だ。37回1/3の投球回に対して、43個の三振を奪ってもいる。