山本由伸が日本で見られるのは“あと1年”? 夢のメジャーへ“条件”揃うタイミング

契約更改の席で福良GM「夢は応援してあげたい(笑)。まぁ、ゆっくり話して行くしかない」

 オリックスから過去にポスティングシステムでメジャーに移籍したのはイチローだけ。7年連続首位打者という圧倒的な成績を残し、球団やファンを納得させた経緯がある。

 山本が仮に3年連続で沢村賞を獲得すれば、最短で2023年オフ、さらにMLBが定めるインターナショナルFA(25歳未満&プロ経歴6年未満の選手)の資格も満たし、契約金の制限に縛られることなく交渉が進められる。単なる偶然と言われればそれまでだが、山本と球団にとって全ての条件が整うのが2023年オフともいえる。

 チーム編成の権限を持つ福良淳一GMは昨年の契約更改後に「夢は応援してあげたい(笑)。まぁ、ゆっくり話していくしかない」と、何とも言えない表情を浮かべていた。リーグ連覇をかけた後半戦、そして来シーズンと山本はどのような姿を見せてくれるのか、楽しみにしたい。

○著者プロフィール
橋本健吾(はしもと・けんご)
1984年6月、兵庫県生まれ。報徳学園時代は「2番・左翼」として2002年は選抜優勝を経験。立命大では準硬式野球部に入り主将、4年時には日本代表に選出される。製薬会社を経て報知新聞社に入社しアマ野球、オリックス、阪神を担当。2018年からFull-Countに所属。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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