大谷翔平の11K好投を見殺し 無援護に米記者悲嘆「攻撃陣がほぼ完全に休眠状態」

レンジャース戦に「1番・投手」で出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
レンジャース戦に「1番・投手」で出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

またタイムラインを賑わせた「Tungsten Arm O’Doyle」

■レンジャーズ 2ー0 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季6敗目で自身初の10勝目と104年ぶり2桁勝利&2桁本塁打の偉業達成はお預けとなった。6回11奪三振8安打2失点と好投しながら、打線の援護なし。見殺しの状況に、米記者たちも悲嘆した。

 奪三振ショーを演じても、白星は手に入らない。4回先頭のロウに先制の右中間ソロを被弾し、5回は2死一塁からシーガーにカーブを捉えられて右中間適時二塁打で2失点目。クオリティスタートで役目を果たしても、打線は散発5安打。自身も4打数無安打で完封負けを喫した。

 MLB公式サイトのジェイソン・カタニア記者は、試合中に「ショウヘイ・オオタニが6試合連続2桁奪三振に達した。これはエンゼルスの球団記録にあと1つ」とツイートして快投に注目したが、試合後には「2-0でオオタニとエンゼルスは敗戦。真実はとても奇妙だ!」と一転して混乱しているようだった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は「また攻撃陣がほぼ完全に休眠状態の試合だった」と強調。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「(10勝目は)起こらない」と偉業達成がまたもやお預けになったことを憂いた。

 そして、多くの記者は「Tungsten Arm O’Doyle(タングステン・アーム オドイル)」と投稿。大谷やトラウトが活躍してもエンゼルスが負けたときにSNS上などで使われている表現が、この日もタイムラインを賑わせていた。

(Full-Count編集部)

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