“大混戦のパ”どこが抜け出す? 専門家が分析、首位西武は「今までの戦い方じゃない」

西武は12球団トップの防御率2.51をマークも、打率.226はリーグ5位

 これまでの西武は“打高投低”のイメージが強かったが「この位置につけているのは、間違いなく投手陣の踏ん張りが大きい。今までの戦い方じゃない」と野口氏。リーグ断トツの30本塁打を放つ山川が4番として役目を果たしているが、チーム打率.226はリーグ5位と本来の姿ではない。

 強力な投手陣がいるからこそ、後半戦は打線の奮起に期待したいところ。若手の成長には目を細めつつも野口氏は「後半戦で鍵を握っているのは森、源田、中村、外崎、栗山ら。これまで結果を残してきた実績組が打ち出すと手が付けられなくなる。そうなると一気に抜け出すことも考えられる。今の状況で一番、期待感があるのは西武だと見ています」と言う。

 このソフトバンク3連戦で勝ち越せば一気に波に乗る可能性もある。とはいっても、何が起こるか分からないのが今季のパ・リーグ。混戦を抜け出すのはどのチームになるのか、最後まで目が離せない。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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